支えられている

 生徒諸君を支えてくれている家族について触れておく。皆一様に、我が子への思いは君達の想像以上であるということ。

その思いを常に感じろというつもりは毛頭ない。感じないように考えてくれているのが親御だからだ。

時には歯がゆく、泣き出して、勢いで投げ出したくなるのが養育だ。それを淡々と日常を営んでくれている事で感じさせない所作を君達も身に付けて行く事になるだろうが。ささいな、手伝いも家の方針、家訓もあり一概に勧めないが、玄関や水回りの扱いから丁寧に執り行う事で物事の順序だてた捉え方も養われてくるようだ。何よりも無言の家族への感謝がそれらを通して伝わっていくはずだ。